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マネジャーとは

 こんにちは、伊庭正康です。営業マネジャー、営業課長、私も経験しましたが、最初からうまく行くことは珍しいのが実情です。その理由は、マネジャーが、メンバー以上にがんばってしまうから。言ってみれば、マネジャーの仕事は、より高い成果を出すために、メンバーのポテンシャルを最大域まで引き出すことのはずなのですが、最初の頃は自分が頑張ってしまう傾向があります。

 もし、マネジャーが頑張りすぎて、細かな「やり方」にまで口だしをしたらどうなるでしょう。メンバーを委縮させるだけです。そこで、今回は、マネジャーとして組織のパフォーマンスを最大限にまで引き出すコツを紹介します。この記事がお役に立てれば幸いです。

 

自分が頑張ろうとするマネジャーは自滅する

 「私のプレイングで組織の業績を引っ張る」と思っているうちは、マネジャーとしては一流とは言えません。それは、自分1人の力を過信しすぎです。一流のマネジャーは、メンバーの力をほんの少しでも良いので高めることに専念します。次の図をご覧ください。

 このグラフは、マネジャー1人、10人のメンバーがいる計11人の組織でシミュレーションをしたものです。

 赤が「自分で頑張ろうとするマネジャー」。青が「10人のメンバーの力を引き出すマネジャー」。

 最初は大きな差となって現れませんが、メンバーの力量とともに、その差は顕著になります。また、メンバー数が更に増えるとは差はより顕著になります。


 マネジャー1人で頑張れるプレイングの成果は、他のメンバーの2倍程度でしょう。自分で頑張ってしまうマネジャーは、次第に頭打ちするのはこのためです。では、どうすれば良いのでしょう。メンバーの力を高めるマネジャーとして、やるべきことは次の5つ。

 

・メンバーへの要望を5~10%でも良いのでを高める(成長を加速する目標を設定)

・1人1人に裁量を与える(ある程度は、やり方を任せる)

・うまく行った方法の横展開を図る(情報共有の機会を持つ)

・相互で教え合う仕組みをつくる(先輩が後輩を教える仕組みを作る)

・そして、マネジャーは後進を育てる(参謀を決める)

 

 今は、プレイングマネジャーの時代です。とはいえ、自分がプレイングで組織をけん引するということではありません。必ず頭打ちになります。大きな成果は出すためには、メンバーの力を底上げするのが正解です。この記事が参考になれば幸いです。

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