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ソーシャルスタイル理論とは(無料診断付き)

伊庭正康著 ※ソーシャルスタイルの実践書

こんにちは。研修トレーナーの伊庭正康です。
苦手だと思うと、嫌いになる。それは、食事も人も同じ。人の食わず嫌いをなくす方法、そのメソッドであるソーシャルスタイルが今回のテーマです。

苦手だなと思う人を1人想像してください。思い当たるタイプはいましたか。
では、あなたが彼(彼女)のことを苦手と感じる理由は何でしょうか。実は相手に問題があるわけではありません。理由の多くは、「自分のルール」で相手の言動を評価してしまっていることが原因。つまり、人とうまくやるというのは、「相手のルール」に合わせたコミュニケーションをするということがセオリーなのです。

そこで、「相手のルール」を知るツールとして、今回は私の研修でも紹介する(らしさラボの「ソーシャルスタイル研修」)、またソーシャルスタイルの実践書として出版した拙著「この世から苦手なでも紹介する」からソーシャルスタイルの実践セオリーを紹介したいと思います。

 

 

ソーシャルスタイルとは

ソーシャルスタイルという名前を聞いたことがある人もいらっしゃるかもしれません。ソーシャルスタイルとは、1968年、アメリカの産業心理学者、デビッドメリル氏が提唱した、今や世界に広まるコミュニケーション理論のことで、4つに分類される人のコミュニケーションのパターンを活用し、適切なコミュニケーションを選択するものです。多くの企業で取り入れられるグローバルスタンダードのメソッドです。

図のようにソーシャルスタイルには4つのタイプがあります。
このようにソーシャルスタイルは、「感情」「自己主張」の大小によって、4つのタイプに分類されます。
無料診断チェックも用意しました。もし、ご興味があれば、やってみてください。

 

【無料 セルフ診断】※28問 (登録不要)
https://www.rasisalab.com/socialstyle
(4タイプに加え「バランス型」と出て来ることがありますが、中心傾向のタイプになります)

 

 

4つの「ソーシャルスタイル」の特徴

 

では、まず4つのタイプの特性を解説しましょう。

 

(1)ドライバー(合理的に目的を達成させたい人)の特性

・感情(表情)は出ない。早口で淡々と自分の意見を言う人。
・せっかちで負けず嫌い。目的のためには、厳しい判断も辞さない。例:ビートたけし

(2)エクスプレシッブ(自分が注目されたい人)の特性

・感情(表情)は出る。明るい雰囲気で自分の思いを言う人。
・ノリを重視。注目されたい。新しこと、話題性のあることが好き。例:明石家さんま

(3)エミアブル(みんなの気持ちを大事にしたい平和主義の人)の特性

・感情(表情)は出る。話すより聴く。明るい雰囲気で人の話を聴く人。
・人の気持ちや全体の調和を重視。平和志向。例:小堺一機

(4)アナリティカル(理屈、分析を大事にする人)の特性

・感情(表情)は出ない。話すより聴くこと多い人。
・データや情報を分析し、独自の見解を持つことが好き 例:タモリ

 

いかがでしょう。苦手なタイプ、得意なタイプ、見つかりましたか。もちろん、人の性格を4つに分けることはできませんが、ソーシャルスタイルはコミュニケーションの癖を4つに分類したものですので、癖の強弱はありますがいずれかのタイプに属すると考えます。では、さっそく職場でおこるさまざまな「嫌な現象」ここでは、一例としてお客さまとの間での困った出来事に焦点を合わせ、ソーシャルスタイルを活用した対処法を紹介します。

 

ソーシャルスタイル別の会話法

では、各ソーシャルスタイル別の会話のコツを紹介しましょう。

 

ドライバーとの会話:ビジネスライクで明確なコミュニケーションが喜ばれる。

(1)明確さが大事!結論から伝える
・結論 ⇒その理由 ⇒その理由の詳細 ⇒再度、結論で締める。

(2)勝負事に負けん気を出す
・勝利が大事なドライバーは、負けん気を高く評価する傾向がある。

(3)選択肢を示す
・ドライバーは自分で決めたいと考える。提案をする時は2~3案を選んでもらう。

 

対エクスプレッシブとの会話:共感を示しながら、要約をすると喜ばれる。

(1)言うことがコロコロ変わるので、迅速に済ませる
・適当というわけではなく、関心が変わりやすいだけ。重要なことは気が変わらないうちに済ませる。

(2)ノリを大事にしながらも、要約をしてあげる
・話が脱線しがちなため、ノリを大事にしつつも「さすがですね。こういうことですか?」と確認する。

(3)データを淡々と語らない
・データはスパイス程度にしか考えないのがエクスプレッシブ。データを示すなら、そこに話題性を
伝えるものとしたい。(このデータは面白いですよ。なんと・・)

 

対エミアブルとの会話:ニコやかに穏やかな雰囲気で会話をすると喜ばれる。

(1)1人で決めるのが苦手。選択肢を示すのではなく、相談に乗ってあげる
・「差支えなければ、一緒に考えましょうか?」と相談相手になってあげる。

(2)「分かった」と言いながら、返事を先延ばしにする人が多い
・ルーズととらえるのではなく、なんらかの問題があることを疑う。まずは、問題を聞いてあげる。

(3)会話にゴールを求めなくてもOK
・会話で共感する時間が価値。時には、話し相手になるだけでOK。

 

対アナリティカルとの会話:じっくりと納得を大事にしてあげると喜ばれる

(1)沈黙は考えを整理する時間。せかさず、待ってあげる
・頭の中で整理しているだけ。沈黙のままでよい。発酵中と考えよ。

(2)納得を得るために、前例やデータを示してあげる
・アナリティカルは、自分の見解を得ることでとても大事。データがなくとも、近い事例を示す。

(3)デッドライン(締切)を決めておく
・このタイプの時間がかかることが多い。デッドラインを決めておくことが重要。

 

さて、まとめましょう。あらゆるタイプの人とうまくやる鍵は、「相手のルール」で考えることです。
そのルールを見破るスキル、それこそが「ソーシャルスタイル」なのです。
自身だけではなく、部下や同僚、さらには上司にソーシャルスタイルを広めることで、職場全体のコミュニケーションの質を高めることも可能です。素敵な職場になること間違いなしです。

 

ソーシャルスタイルを学ぶために

興味があれば、ソーシャルスタイルの研修を職場で受講されることもおススメです。
きっと、職場全体のコミュニケーション力がアップすると存じます。

 

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ご参考】
ソーシャルスタイルスタル研修」の選び方
https://www.rasisalab.com/column/social_style_training

 

 

 

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