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若手社員、新人の「向上心」に火をつける

こんにちは、伊庭正康です。

確かに「トップクラスでなくても、中クラスでいい」と考える若手は多いようです。研修で若手社員の皆様に聞いても「中の中~上」が目指すべきところ、との回答が多いのも事実。最初は「時代のせいかな」とは思っていたのですが、どうもそこではないな、と感じるようになりました。

というのも、会社によっては、若手のほぼ全員が「上(トップ)」を狙いたいと言うからです。そもそも採用基準の違いなのか、とも思いましたが、どうもそうではないようです。今回は、若手の向上心に火をつけるポイントを紹介します。

若手の向上心は「上司」で決まっている

「トップを目指さないとダメ」と説くものではなく、
「別にトップでなくてもイイ」と甘やかすことでもなく、
「トップになれるリアリティ」を持たせる。

これが、最近の私の論です。全員がトップになりたいという会社の若手社員に聞くと、最初は「中」を狙っていたと言います。つまり、最初は「上」を目指す人ではなかったわけです。しかし、上司と会話する中で、「トップを狙いたい」「早くリーダーになりたい」と感じようになったと言います。

具体的には、彼らは上司と以下の会話をしていると言います。

 

・ トップクラスになった時の世界を語る(上位クラスにしかわからない好循環がある)

・ リーダーになった時の世界を語る(リーダーの醍醐味)

・ そして、君ならやる気があれば、「いつ」までに「こうなれる」と語る

 

つまり、上司が「トップクラスしかしらない好循環」「リーダーの醍醐味」、そして「君なら出来る」ということをしっかりと語ることで、彼らも「そんな、可能性があるのか・・」と気付き、目指す目が出来るというわけです。

 

以前は、上司にいわれなくても「頑張れば、リーダーになって、給与も上がる」というのは暗黙のルールでしたが、彼らはそうは考えません。だからこそ、敢えてしっかりと語らないとならないのです。

 

上司の役割がますます大きくなってきているようです。そして、まだまだ彼らに期待は出来るようです。

 

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