「不条理な逆境」こそが人を強くする
こんにちは。セールスコンサルタント 伊庭正康です。
先日、前職の上司(当時の役員さん)と会い、深く同意した話がありましたのでシェアさせてください。
彼は、こんなことを言うのです。
「理不尽と不条理は違う。
理不尽とは道理の通らないことを強いられ、自分の意思を殺して耐え忍ぶこと。
これは、決して褒められたことではない。自信をますます失うだけだ。」
なるほど。そりゃそうだ。彼は続けます。
「一方、不条理は全く違う。
理屈を超えた要因で、逆境に立たされることが不条理。
自分の意思でどうにもならない不条理を乗り越えることこそが、自信を養うのだ。」と。
彼(上司)は、経営者として何百人の部下と接する中で、そう感じたのだと言います。
自信・心の強さを育むもの
この考え方には、私も深く同意です。
本当の強さは、目の前のどうにもならない不条理を乗り越えた瞬間に宿ると感じます。
社会人をやっていると、まあ色々なことがあります。
・希望せぬ想定外の配属先の変更(なんで、よりによって・・)
・お客様の都合での契約破棄(いくら何でも・・)
・相手の心配りのない対応(人を何だと思っているのだ!的な)
もちろん、私も経験しています。
思い出しても胸が苦しくなるような辛い異動を受けたことがありました。
「なんで、私が?・・」
まさに、そんな異動。
実際、上司に聞いても、「君には問題はない。むしろ、頑張っている」と言われるばかりでした。
頑張っていたし、上司との会話でも、「その調子でいい」と言われていたのです。
これでは、納得できません。
普段は温厚な私でも「会社をやめてやろう」と思った瞬間でした。
実は、この話には、後日談があります。
8年後に背景を上司に聞いたところ、昔話として教えてくれました。
「本当に君は頑張っていた。理由は、個人の問題ではなく、
ただ、理由はその当時の会社の流れでしかなかった」と。
当時は、そんなことを知る由もないわけで、
「なんで、私が・・」と自信も誇りもズタズタになりそうでした。
当時に時間を戻しましょう。
落ち込む前に、スグに考えを切り替えました。
「この状況を逆手にとって、チャンスに変えてやろう」と。
・もう一度、結果を出して、信頼を取り戻し
(実際は信頼を失ったわけはなかったのですが)
・会社に頼らなくても、生きていける力を蓄え、
(実際に、独立する際に助かりました)
・逆境であっても、常に笑顔でいよう、と。
(笑顔の多いところにチャンスが集まると信じて)
結果的に、まずまずの状態にまで戻せたと思います。
そして、今になって思うことがあります。
この時の経験が、新たな自信を培った、と。
幸せでいられるのも、今までの不条理達のおかげだ、と。
まあ、仕事をしていると不条理はつきものです。
きっと、あなたもそうではないでしょうか。
だとするなら、不条理こそ、自己成長のチャンスでもあり、自身を強くする機会ととらえてみてはいかがでしょう。
本当にそうだと思います。少なくとも、私はそう確信します。
では。
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