コミュニケーション能力とは(定義が大事)
こんにちは、伊庭正康です。コミュニケーション能力の向上はビジネスパーソンにとっては永遠の命題です。だから、コミュニケーションをテーマにした本やセミナーはいつも人気。でも、効果を得られないケースもあるようです。その理由は、学習ポイントのズレがあるからです。話し方、聴き方は、コミュニケーションの手段にすぎず、言いかえれば、分析力を高めるためにエクセルのスキルを高めても、分析力が万全になるわけではないのと同じ。つまり、ズレがあるのです。
まず、ズレをなくすためにも、コミュニケーション能力とは何か、その定義をしっかりと把握しておくことだと考えます。そこで、今回は、実践の見地からコミュニケーション能力を定義を整理したいと思います。
コミュニケーション能力とは、Win-Winを対話で作り出すチカラ
よくしゃべる人や声の大きい人がコミュニケーション能力が高いかというと、全く関係ありません。それは、話すことが好きなだけで、コミュニケーション能力とは異なります。では、コミュニケーション能力とは、何を指すのでしょうか。
コミュニケーション能力を実践の見地から定義づけるなら、
・制約のある状況で
・相手の面目(メリットや感情)を保ちながら、
・自分の目的をうまく達成するために、
・様々なのコミュニケーションを選択をする能力
と言えるでしょう。つまり、お互いにとってのWIN,WINを対話を通じて実現させる力が、コミュニケーション能力の本質。ゆえに、コミュケーション能力を高めたいなら、このWIN、WINをどこまで意識が出来るかが鍵。「とりあえず、会いたい」「挨拶だけでも」「要求を聞いてほしい」「もっと、値段を引いてほしい」、というセリフをいくら美しく伝えたとしても、それはコミュニケーション能力の本質とはズレているわけです。
私は思います。多少、へたくそでも大丈夫(誤解を生まないレベルであるなら)。実践では、そこに「相手のWIN」をどのように作り、どう伝えるのか、それがコミュニケーションの本質です。その上でなら、話し方や聴き方のスキルは大いに役立つでしょう。
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