コミュニケーション能力向上の方法
こんにちは、伊庭正康です。「会話が途切れてしまう」という悩みを抱える人は多いようです。でも、それは話すことに頑張りすぎているからかもしれません。コミュニケーションの本質は、WinーWinを対話を通じて作り出すこと。つまり相手のWin(欲求)を把握するチカラがコミュニケーション力を高める鍵なのです。
今回は、私の研修でも紹介し、効果のフィードバックが得られてるコミュニケーション能力を高めるため「対話スキル」を紹介紹介します。
まず、話すより聴く(傾聴と拡大質問)
相手のことを把握するためにも、まず話すのではなく、聴くことに徹してみることです。2つのことを練習してみてください。それが、この2つです。
1 傾聴する(聴き上手になる)
まず、実践したいのは傾聴です。傾聴とは、相手の言葉をしっかりと受け止める聴き方のこと。傾聴を行う時は、相手の発言に対して共感を心がけます。傾聴の場面においては、こちらの意見を言う必要はありません。聴くだけでのOKです。そのコツを紹介しましょう。
(1)相手の言葉を反復する
(2)相手の感情に同意する
(3)間をあける
この3つを意識してみてください。やってみましょう。
~まず、相手の目を見ながら、楽しい表情で質問します~
「楽しい出来事あった?」
「あったよ」
「あったの?どんなこと?」(反復)
「昨日、デートで鎌倉に行ってきたんだ」
「鎌倉に?」(反復)
「そう、とても海がきれいでね」
「へー(間をあける)、それは気持ちがよかったでしょうね」(感情に同意)
「ほんと、驚いたよ」
このように3つのテクニックを繰り返すだけでも会話は弾むようになります。特に意見を言う必要はありません。ネタに困ることもなくなるでしょう。頑張って話そうとしなくても良いのです。
2 拡大質問を使う(オープンクエスチョン)
2つ目は、拡大質問を積極的に使うことです。質問には2つの種類があります。1つは「限定質問」(クローズド・クエスチョン)。「はい、いいえ」もしくは、単語で応えられる質問です。たとえば、「今、日本の景気は良いですか?」は限定質問。「元気?最近は忙しい?」も限定質問です。確認をする際に使う質問です。
もう1つが、積極的に使って頂きたい「拡大質問」(オープン・クエスチョン)。相手の意見や考えを文章で語ってもらう質問です。「どうして景気が良いと思うのですか?」「忙しそうだね、どんなことがおこっているの?」「どのようにしようと思っているのですか?」などが拡大質問。
慣れない方には「3つの”ど”」、「どうして、どんな、どのように」を使うよう意識をすることで、スグに使えるようになります。ぜひ、トライしてみてください。
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