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拡大質問(オープンクエスチョン)の基本

 こんにちは、伊庭正康です。さて、今回は「質問法」を紹介します。ご存じの方も多い「限定質問(クローズドクエスチョン)」と「拡大質問(オープンクエスチョン)」。限定質問とは、いわゆる確認の質問。「はい、いえ」もしくは「単語」で答えられる質問です。たとえば「いつですか?」「誰とですか?」「忙しいですか?」といったもの。

 一方の「拡大質問」とは、意見や感想をたくさん(文章で)語ってもらう質問のこと。たとえば「どうしてですか?」「どのようにして?」「どうなったのですか?」といったもの。仕事においては、相手の悩みや本音を聞き出すことが不可欠であり、拡大質問を使えないと持続的な成果を出すことはできないのです。

 でも私の研修では拡大質問を使えない人が2~3割、多い時だと半数の方が拡大質問を使えないのが現実です。そのために、会話につまったり、矢継ぎ早に質問をしてしまい重苦しい場になってしまう悩みを抱えている方も少なくありません。今回は、対話力向上に極めて重要な「拡大質問(オープンクエスチョン)」のコツを紹介します。

 

ひょっとしたら、拡大質問を使えないかもしれない!?

 先ほど、拡大質問が使いない方が多いと申しました。本人には、その自覚がないことがほとんどです。でも、簡単にチェックできます。では、その実験法を紹介しましょう。誰かと雑談する時に、拡大質問を自然に使えるかどうかを確認してみてください。それだでOKです。1分半程度の会話でチェックできます。自然に拡大質問を使えていれば問題なし。しかし、なかなか拡大質問のタイミングをとれなかったら、拡大質問を使えない可能性が高いです。でも、安心ください。次に改善法を紹介します。

 

拡大質問(オープンクエスチョン)の練習法

 日常の会話が練習です。会話の最初は「限定質問」で良いのですが、途中から「拡大質問」をしてみましょう。その時に「3つのど」を意識してください。「どうして」「どんな」「どのように」、この3つを展開するだけでも会話が深まることに驚くことになるでしょう。

「週末、何をしているの?」

「サッカーかな」

「どこで?」

「駅前の公園で」

「どうして、そこでサッカーをするようになったの?」

「実は・・」

「どんなことをするの?」

「けっこう本気だよ。たとえば・・・」
 いかがでしょう。話す割合が最終的には7:3、つまり相手が7割話している状態がベスト。最初はスムーズにはいかないかもしれませんが、1週間ほど意識してみて下さい。コツがつかめるようになりますよ。拡大質問が使えれば、相手との関係性も良くなり、それだけでなくビシネスチャンスも広がることでしょう。この記事が参考になれば幸いです。

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