採用難時代は、チャンスでもある!
こんにちは。本格的な「超」採用難時代ですね。
「チャンスはピンチ」と信じて疑わない、前のめりなセールスコンサルタント 伊庭正康です。
求人広告のプランナー(営業)職の皆様に「採用プランニング研修」の機会を頂きました。
何百人のプランナーさんと会う中で断言できることは2つ。
1 みなさん本気で担当クライアントの採用成功に向けて努力されていること
2 こんな採用難時代でも、採用に困らない会社もある、ということ
後者について触れますと、
会社員時代に21年間、求人広告の世界にいたからこそ、わかることはあります。
何十万の求人広告を見てきましたが、いつの時代も工夫をし続ける会社はうまく行っています。
小手先のことではなく、市場環境の変化に合わせて”戦い方そのもの”を変えているからです。
私の感覚ですが、有効求人倍率が1.2倍を超えたら求人の戦い方はガラリと変わります。
【有効求人倍率と戦い方】
~0,7倍 … 求人すれば、ほぼ充足する。この時期は敢えて優秀な人材を採用する。
~1倍 … 採用できない案件が出て来る。このあたりから、原稿の工夫が効果を左右。
~1.2倍 … ほとんどの会社で採用が困難になる。広報の手段、広報の仕方を変える戦い。
1.2倍~ … もはや、広報の手法ではなく、待遇、働き心地で”差別化できる点を創る”戦い。
そう、今は有効求人倍率は1.5倍を超えています。
「既にある魅力を打ち出す」のではなく、「勝てる魅力を創る」ことが勝敗を分けるステージなのです。
※参考:最新の有効求人倍率※厚生労働省のページへ
http://www.mhlw.go.jp/toukei/list/114-1b.html
まず、この状況では広告の出し方を工夫するのは、もはや当然の状況。
今は待遇、働き心地で”差別化できる点を創る”戦いに入っているのです。
2018年、求人の魅力は「探す」から「創る」へ
さて、今年の正月明け。
先日の私が懇意にさせて頂いている自動車販売会社の社長との会話です。
「自動車整備のカウンター受付を募集しているけど、全く採用が決まらないんですよね」
「募集のターゲットは、どんな人に設定していますか?」
「誰でもいいんです。そんなに難しくないので。パートさんにお願い出来る仕事です」
「では、パートさんにどんな魅力を提示できますか?」
「給料は上げているし、シフトの融通も相談にのですけどね…もう打ち手がないんです」
「じゃ、社長のところしか出来ない魅力を創っちゃいましょうよ。
どんなことを出来ますか?アイデアでいいですので!」
「そうですね…例えば、子連れでカウンターの受付をして頂いてOKというのはいかがでしょう?
これなら、コストをかけず、遊べるスペースを創れば出来ますし‥。」
「社長、それ、面白いですね。でも、ホントに出来ます?」
「出来ます。更に言うと、抱っこしながらカウンターで受付をしている写真を広告に出せば、
これからのウチの会社のブランディングにもなりますし、やってみたいです。」
社長の会社は、採用が決まるでしょう。
こんな柔軟な姿勢が、2018年には、一層求められるからです。
もちろんですが、とにかく子連れOKにしましょうと、言うわけではありません。
オンリーワンで、他社では求職者が得られない、
もっと言うなら「求職者が”あったらいいな”」と感じていることを察知して、新しい魅力を創ってしまう柔軟な姿勢が成功の鍵、ということです。
まさにピンチをチャンスに変える考え方。
私が、最近”さすが”と唸ったサイトがあります。
各企業の先進的な成功事例を紹介するサイト、ジョブズリサーチセンターさんのサイトです。
これは、必見。
【ジョブズリサーチセンターの人材活用事例】
http://jbrc.recruitjobs.co.jp/case/
まさに、ピンチはチャンスを体現される企業様の事例であふれています。
2018年、採用はまだまだ面白くなると思います。
では。
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