モチベーションを上げる方法
こんにちは、伊庭正康です。講演の機会を頂く中で、最近多いリクエストのテーマが「セルフモチベーション」です。きっかけは左記の拙著でした。「希望の配属先に行ける見込みがなくなった」「人間関係に疲れてきた」等、職場環境の変化が激しくなる中で、以前にも増してモチベーションを自らの手で上げることが、ますます重要になっているように感じます。
先に申しておきますと、私は根拠の見えないスピリチュアルや精神論は苦手で、理論がしっかりとしていないと納得できない性質なのです。その意味では、今から紹介するメソッドは、派手さこそありませんが、根拠はしっかりとしています(統計をベースとしたポジティブ心理学が理論背景)。自分自身も経験したことですので、自身をもって紹介しています。その中から、今回は、講演でもお話している「セルフモチベーションの秘訣」のエッセンスを紹介します。
たった、これだけ!「セルフモチベーション」の秘訣
さて、講演で紹介するセルフモチベーションの要諦は次の通り。
・ポジテジィブ心理学の研究によると、人の幸福感に作用するのは、
遺伝50% + 行動40% + 状況10%
遺伝は仕方がないとして、遺伝以外の要素で考えると、行動が80%を占める(出来事は20%)。
つまり、状況ではなく、行動にモチベーションは影響をされている。
・実は、「動く」だけでも仕事の生産性(気分高揚により)は高まる。
それは意味のない「動き」でも例外ではない。
手をグーチョキパーを繰り返しながら、同時に悩むことは出来ない。
お試しあれ。(これもポジテジィブ心理学で得られている知見)
・さらに、人の役に立てるような「行動」であるなら、更にモチベーションは向上。
「行動 → 感謝(報酬)」の”強化”(心理作用)が始まる。
強化とは、その行動をとることで、良い状態になるという認知が形成されること。
・つまり!!!!
モチベーションを高めるためには、
どうにもならない過去を憂うのではなく、アテにならない未来を憂うのではなく、
今、「誰かのために動く」こと。動くだけで、モチベーションを高めることは出来る。
いかがでしょう。実は、モチベーションは「恵まれた環境」によって得られるものではなく、意味なく「動く」だけも自然と高まると言うのですから、とてもシンプルです。欲を言うと、誰かに役立つ行動をすれば、更に効果アップ。職場を元気にする挨拶、洗面所の水しぶきを拭く、そんな細やかな心配りをすると、かなりモチベーションは高まります。難しいことは抜きにして、「動きながら考える」、このことを意識してみてはいかがでしょう。
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