目標達成を楽しく追い込む
こんにちは。伊庭正康です。今回は、「最後まできらめない」ことの大切さを書くことにしました。ズバリ、「目標達成に向けての追い上げ方」。精神論は嫌いなので、誤解を生まないようにしたいのですが、最後の最後まであきらめない姿勢は、精神論の問題ではなく、プロフェショナルとしてのルールと考えたいものです。最後の最後まであきらめない気概で取り組むと、必ずいいことが待っています(たとえ、その時は負けても、次に必ずつながる)。今回は、目標達成の追い上げ方のセオリーを紹介しましょう。
厳しい期末は、残額の「3倍」の提案を持ちかける
まず、期末になると1分たりともムダにできなくなるはずです。ゆえに、やるべきことを絞ることが決め手となります。やるべきことのセオリー、それは残額の3倍の仕込みをすることです。例えば、100万が読めない残額であれば、300万円分の提案を持ちかけるということです。そうなると、約3割の勝率を担保すれば、達成が見えてきます。
勝手な空想でもOKです。「お客様の視点」に立って空想してください。「こんなことがあれば喜んでくれるかな」「今、こんなことに困っていらっしゃらないかな」。そして、アポイントをとるのです。「ぜひ、聞いていただきたいご提案があるのです」と。もちろん、業種によっては、期末に追い込めないこともありますが、であるなら期初から、もしくは期中から、最悪の事態に備えて仕込みをしておくことです。
昭和の名作曲家、遠藤実さんという人の座右の銘で「逆境は師匠なり」というものがあります。とても、核心をついた名言ではないでしょうか。目標のプレッシャーから逃げたくなることもあることでしょう。確かに逃げても会社は簡単にはつぶれないし、簡単にはクビにはならなりません。そう考えると、逃げる自由があるとも言えます。
でも、この逆境を師にしない手はありません。ビジネスはゲーム。負けても、やり直しはいくらでも可能です。であるからこそ、最後の最後まであきらめない余裕と気概を持っておきたいものです。負けても借金を背負うわけでもなければ、命がとられるわけでもありません。勝つための選択肢をひねり出しながらトライすることを楽しみたいところです。私は、プレッシャーは闘うのものではなく、味方につけるものだと考えます。この記事が、いつの日か参考になればうれしいです。